8月15日正午、サイレンとともに黙祷をささげた。
戦後70年、節目の年であり、これからの日本がどういう方向に行くか、まさに節目の時である。
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政府は帆であり、国民は風、国家は船、時代は海である。(19世紀の評論家ベルネ)
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70年前のきょう日本は新しい船出をした。憲法9条を大書した帆に国民が風を送り、戦後の荒波を乗り越えてきた。
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戦後70年談話で持論を抑えて歴代談話の輪郭は踏襲した現首相は、一方で帆の新調に忙しい。日本丸の進路変更の是非を、8月15日の風に聞く。
(西日本新聞 夕刊より)
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西日本新聞の夕刊に「がめ煮」というコラムがある。
その時々の時勢を上手に言い表していて興味が持てる。
映画「日本のいちばん長い日」を観た。
最前列にも人が座るほど満員であった。映画館がこれほど満員になる映画鑑賞も久々である。
1945年8月15日に玉音放送で戦争降伏が国民に知らされるまでに何があったのか、歴史の舞台裏を描く。
降伏にいたるまでに、それぞれがぞれぞれの立場で苦悩し、果てには命を絶つ。
戦争は二度と起こしてはいけない。
戦争を知らない人が総人口の78.7%を占めるそうだが、だからこそ戦争の悲惨さを語り継ぎ、せめて今日のこの日に平和のありがたさを今一度よーく胸に刻まなくては。
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