「社会に参画して 健康寿命を延ばそう」と題して、男女共同参画セミナーで生涯学習の研究者三浦清一郎氏の講演がありました。
市役所5階の大会議室が満員の大盛況。
三浦氏の話の内容の通り、外出して元気でいようという方がいっぱい。
市のおでかけ事業が成功している証でしょう。
高齢者向けの講演の中からいくつかご紹介します。
鍛えなければ後期高齢期に滅ぶ
肉体は老いても、精神は老いない
古い縁は力を失う。新しい縁:「学縁」、「志縁」、「同好の縁」を探さなければ、
精神は急速に衰退する。
「廃用症候群」
使わないものは使えなくなる。
元気だから活動するのではありません。活動するから元気なのです。
高齢期には「きょういく」と「きょうよう」が不可欠
「きょういく」=きょう、行くところがあること
「きょうよう」=きょう、用事があること
忍び寄る「認知症」・・・・・司令塔を失えば、もはや「夢」は追えない
アルツハイマー病や血管性認知症は仕方ないところがありますが、通常の
「ボケ」は怠惰のツケ。
処方は「読み、書き、体操、ボランティア」
心身に負荷をかけることです。
高齢期は「衰え」との戦いであり人間であり続けるための「戦い」です。
「美しく老いる」とは最後まで「戦い」を止めず、人生を生き抜くことです。
高齢社会では、医療や介護の在り方だけが問われているのではありません。
人々の「老い方」が問われているのです。
最終目標は「生涯現役」 → 社会に参画して健康寿命を延ばそう
「現」は「今」、「役」は「役割」「役目」
「生涯現役」とは「現に今も社会に役立っている」という意味。
社会に参画し、他者のために働くことが元気の最高の秘訣です。
●自分のことは自分でできる
●行きたいところに自分の力で行ける
●介護の世話にならない
久しぶりに三浦先生のお話を聞きましたが、ますますお元気でご活躍のご様子でした。
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